より清潔に

より清潔に


昨今、医療機関における医療器具を介したウイルス性肝炎やエイズなどの院内感染が注目されていました。仁静堂平山歯科医院では、20年前の開院当初から機材・器具の滅菌に力を入れています。

これは平山明さんが大学を卒業後、歯科麻酔科に長く勤めていたことに由来します。大学病院では、肝炎などの感染症が明らかな患者さんを診る際にのみ、消毒が徹底されていました。しかし、口腔外科の手術室では滅菌が徹底されており、平山明さんもそこで勤務していたため、器具の消毒を徹底することが自然と身につきました。

その経験を活かし、仁静堂平山歯科医院では患者さん一人一人の治療において、感染対策を徹底しています。例えば、処置ごとにグローブを変えるなどの対応を行っていました

さらに、感染症の伝播を防ぐためだけでなく、歯科治療の成功率を高めるためにも、使用する機材や器具の使い捨て化、高圧蒸気滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌を導入しています。

器具の使い捨ては環境保護の観点から最適とは言えないかもしれませんが、現時点で可能な限りの責任を果たした上で、使い捨てを行っていました。仁静堂平山歯科医院から出される感染性廃棄物やその他の産業廃棄物は、許認可を受けた廃棄物業者によって適切に処理されています。

なんで何度も何度も手袋を交換するの?ソースの二度付け禁止?


仁静堂平山歯科医院は、開院当時から、削る機械やその他の機器を患者さんごとに毎回滅菌消毒し、診療にあたってきました。

その当時、そのレベルの滅菌を行っている開業歯科医院はほとんどなく、大学病院の中でも歯科口腔外科でしか実践されていませんでした。

メーカーも機器の消毒・滅菌のノウハウを持っていなかったため、仁静堂平山歯科医院ではメーカーや販売店と協力して、試行錯誤を重ねながら滅菌体制を確立してきました。
仁静堂平山歯科医院の取り組みとして、開院当時からこだわっている点の一つに、処置中のグローブの交換があります。

現在、多くの医療機関で診療時にグローブを着用し、診療を行っています。これは術者が血液や唾液などからの病原菌による感染を防ぐためであると同時に、もし医療者が知らず知らずのうちに何らかの感染症にかかっていた場合、患者さんを守るためでもあります。

そして、もう一つ重要なことは、患者さん同士の相互感染を防ぐことです。

外科処置を行う際は「無菌化」されたグローブを

外科処置の際に使用される「無菌化」されたグローブは、感染リスクを最小限に抑えるために非常に重要です。無菌化されたグローブは、手術中に患者の体内に触れる可能性があるため、細菌や他の微生物が混入しないように特別に処理されています。このプロセスには、通常、高温や化学薬品を使用してグローブを無菌化することが含まれます。

グローブ着用時は、器具以外のものは触りません


外科医や手術室のスタッフは、手術の前に徹底的な手洗いを行い、無菌化されたグローブを正しく着用する必要があります。これにより、患者に対する感染のリスクが軽減され、手術中の無菌環境が維持されます。

また、無菌化されたグローブは一度使い切りで、手術ごとに新しいものに交換されることが一般的です。これは、感染制御とクロスコンタミネーション(交差汚染)を防ぐための基本的な手順の一部です。

簡単に言えば大阪の串カツ屋さんでソースの二度付け禁止!って言うのと同じです。


大阪の串カツ屋さんでは「二度付け厳禁」というルールが一般的です。これは、共用のソースに串カツを2回以上浸すことを禁じるルールです。理由は衛生上の配慮からです。多くの人が同じソースを使うため、一度食べた串カツを再度ソースに浸すと、口からの菌がソースに混入する恐れがあります。

このルールは、大阪の串カツ屋さんの文化の一部として広く認知されており、訪れる客はこの習慣を守ることが期待されます。一部の店では、串カツにソースを付けるのに使う小皿を提供しており、個人が自分のソースを持つことができるようにしています。これにより、衛生的にも安心して串カツを楽しむことができます。